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冬の新メニュー登場!【妄想ハワイアン料理】 【ハワイアンガーリックチキンの四川風“よだれ鶏”】


■妄想ハワイアン料理、第2弾!ハワイアンガーリックチキンの四川風“よだれ鶏”。ハワイアン料理のシェフはファンタジーが大好きだ!


アロハ―!

新型コロナがなかなか収まりません。海外旅行はもちろんかなわず、空想の中で世界中を旅しているハワイアン料理のシェフ、アッシュです。

妄想が止まりません(/・ω・)/。ファンタジーの中に、溺れるまでたっぷりと浸っております。世界には様々な鶏料理があります。ハワイのガーリックチキンは当店でもガーリックシュリンプを凌駕するほどの大人気メニューです。

とっても美味しく、私も本当に大好きなのですが、毎日接していると違う味で食べてみたくなるもの。

今回は、「ちょっとさっぱりのチキンも食べたいなあ~。」なんて思いまして、レッツゴーファンタジーです!

 


■「四川料理の名物【よだれ鶏】が食べたい!」と思って、ハワイ料理風に作ってみた!


自分が一番好きな鶏料理は、我がガーリックチキンの心の師匠と勝手に思っている「ブエノチキン」さんのローストチキン!これは本当におすすめです。ぜひぜひ食べて欲しい沖縄が誇るソウルフードです。いつかガーリックチキンを作るお店で「沖縄ガーリックチキン協会」作りたいですね~。

今回は、ブエノチキンさんに甘えてはいけないのです。せめて妄想の中で世界を旅したい。口の中だけでも旅をしたい。「もぐもぐ。もぐもぐ。」“エアーチキン食べ”で美味しい鶏料理を空想の世界に探しに行きます。

 


■妄想の中で「よだれ鶏」との出会い。なぜか、三国志のヒーロー「劉備玄徳」も登場。


 

「よだれを垂らしたフライドチキン」が手招きしています。ぼわん!
狸が化かすようにチキンが変身しました。ふわふわのチキン。ゴマとネギがたっぷりとかけられています。周りには赤く光る液体。辛そうな花椒の香り。食欲をそそる酸味のきいた香ばしい匂いを風が運んできました。よだれが止まりません…。三国志のヒーローの1人劉備が美味しそうにその料理を食べているではありませんか!
ここは中国なのか。そして劉備の国「蜀」、今の四川省なのか。では目の前にある垂涎の料理は「よだれ鶏」だ!

 


■中国四川料理「よだれ鶏」とは…。


そもそも「よだれ鶏」とは、中国四川料理の1つで、蒸し鶏に花椒が入った辛く酸味のあるタレをたっぷりかけた冷菜。蒸し鶏というのが本場の料理方法で、さっぱりと食べるのが本当なのです。ですが私は、ハワイアンガーリックチキンに自信を持っていまして、これを「よだれ鶏」風にアレンジしたい、その想いだけで革新を持ち込んだのであります。

「よだれ鶏」は中国語で「口上鶏」と表記します。「よだれが垂れるほど美味しい!!」が語源です。百も承知で言いますが、よだれが垂れた鶏を使うということでは決してないのです。

 


■「もしハワイアン料理のシェフが空想の中で自分が食べたい料理をつくったら…」夢で終わらせたくない…。


「よだれ鶏」と言えば、衝撃のよだれ鶏を食べた記憶があります。 四川料理を日本に広めた赤坂四川飯店。この有名店に行ったときに食べたよだれ鶏には衝撃を受けました。シビレル辛さ。ヨダレタレル酸味。様々な香辛料が混ざり合ったスッパイシー。十何年も前の出来事で、カタカナ混ざりのアバウトな記憶が蘇ってきました。

 

これを超えてみたい!

花椒、豆鼓、豆板醤、オイスターソース。手元にある調味料で試行錯誤を重ねました。ナンプラーにちょっと火を通したものが隠し味。ラー油はゴマ油に唐辛子、ネギ、しょうが、シナモン、クローブ、カルダモンなど、いつものスパイスでハワイ風にアレンジ。とっても最高なたれが出来ちゃいました。

「美味しい!!」

「でもそのまんま、よだれ鶏だ!」

 

ハワイ料理でもなんでもなく普通に中華料理になってしまったハワイアンよだれ鶏。(・・;)。でもでも本当に美味しいんです。毎日食べても飽きない。これは本当なんです。

ハワイアン料理ではなく、普通の「極上四川よだれ鶏」。とにかく極上で至高のよだれ鶏に仕上がりました。是非1度ご賞味ください!!