沖縄で「いちご」の生産をしたいと思いました。沖縄で苺を買おうとすると内地より間違いなく100円もしくは200円高くなります。苺の旬は真冬。この最盛期に横浜で特価498円で売られているものが、沖縄では598円。もしくは698円。輸送費ですね。しかも苺は足が速いので(賞味が短いので)、間違いなく空輸便です。沖縄県内の苺生産量はとても少ないのです。需要が供給を上回り、しかも、輸送コストが高い。
葉野菜が夏場に高いのも同じ理由です。夏場に沖縄は葉野菜が壊滅的なまでに、栽培できません。夏に出回る県産の葉野菜は、サラダ菜もしくはハンダマくらいでしょう。すべて九州地方をメインとする県外産になります。
沖縄の風土、気候で育てるのが可能な野菜、果物は限られています。しかし、今、アラブの国々でも苺生産が始まりました。砂漠の地で、トマトなどの栽培工場も稼働しています。コストが見合えば、現地の人が、新鮮でおいしい、そして安全なものが食べたいと思うものを栽培することはきっと可能だと思います。
その地にあったものをというのは至極当然の道理。それが自然なんだと思いますが、それでも食べたいという人たちがいる。そして食べてもらいたい、ともう人間がいれば、かならずそのブレイクスルーは来ると思います。そして自分がそれに携わることができていたら、それはとっても嬉しいことです。今回苺のメニューを作るうえで、本気で、苺生産を沖縄でやってみたいと思いました。美味しいものを、安く、というか、適正価格で。東京の人たちが
美味しい「とちおとめ」「紅ほっぺ」「あまおう」など安く食べられるなら、その値段で沖縄でも食べたいと思いますもん。仕入れたいですもん。
ということで、このストロベリーヨーグルトスムージーは、私の野望に火をつけたメニューとなりました。今回は、アメリカンチェリーを使わせていただきます。県産、国産の苺は上記の理由で、沖縄ではえらい高いので。酸味があり、甘さもしっかり。アメリカのストロベリーも悪くはありません。国土と同じで、少し大味な感じはします。
日本の苺はやはり秀逸です。世界一かもしれません。世界一の苺でメニューを作ればそれはおのずと世界一になれますものね。これから図書館で、ちょっと苺に関して調べてきます。
全部自動の栽培工場は1000万円くらいでつくれるかもしれません。廃工場など利用すれば
建物代は浮きます。「決断すれば未来が変わる」の言葉を胸にいっちょやってみましょう!!