2020年、今年、沖縄には、夏が来ない。
書き入れ時であるのに、西海岸のリゾート地には、わずかながらに観光客の姿が見えるだけである。青の洞窟へのシュノーケリングツアーを催すダイビングショップが軒を連ねる前兼久エリア。昨年までであるならば、この夏場のハイシーズン、2時間~3時間コースを午前午後1回づつ開催し、1日100人以上の集客だったという。今年は1日10人。10分の1だ。
夏には、毎夜、三線のライブ演奏をする居酒屋さんが、今年2月以降、8/14現在今だに、1回もお店を開けていない。近くには、さらにいくつか居酒屋さんがあるが、こちらは7月末の3連休で一旦営業再開したが、今はまた休業の札を出している。文字通り頑張って何とか営業しているお店もあるが、昨年のような賑わいは見る影もない。
ホテル、リゾート地で商売をする方にとっては厳寒期といえる。これほどまでに心に木枯らしが吹き荒れたことはないと思います。私も商売やっているので、本当につらい気持ち察します。営業しても赤字、営業しなくても赤字。何をやってもマイナスの方向へしか進まないのです。
沖縄の観光業に携わる方は直接効果、1次的、2次的、効果も含めるとおよそ14.2万人。沖縄県内労働者数の18.9%(平成27年沖縄県調べ)。
経済効果は県内総生産4.39兆円のうちの1.17兆円、11.9%を稼いでいる。直近の観光業、インバウンド需要の高まりを見ると、この数字よりかなり上振れしていると思われます。
この人たちの雇用が壊滅状態なのです。お金が循環していない。お金は回ってなんぼ。今はただ飛び散るだけなのです。今の自分には、近くにいる人たちでさえ、全員を助ける、手を差し伸べることは無理。悲しいけど、力不足なのです。
この時期だからこそ、少しでも受け皿になれればと思い、一人でもいいから、雇用を。そんな思いから求人募集してます。毎日ひっきりなしに、応募希望者からの連絡が来ます。メールでも、電話でも。20代30代女性が非常に多いです。ホテルのレストラン部門で働いていたという方が2人いました。これがリアルな沖縄の現状です。
下を向いているだけ。上を見る、前を向いて進もう、なんていう気持ちになれない時期もたくさんありました。今はなんとかこらえて、立ち上がったところです。膝に手を当てて、立っているのがやっとだけど。進もうとする意志はまた芽生えました。
コロナ後2021年へ向けてできること。これを毎日、朝起きて1時間~2時間考えます。ノートに書きだします。そして眺めます。その場で思いつくこともありますが、これを毎日続けていると、日中の何気ない瞬間にぽろっとアイデアがこぼれてくることがあります。仕事のこと、家庭のこと、みなんなのこと、雇用のこと。いろいろなことが湧いてきます。すべてが自国化のではありませんが、リミットは設けません。「これをきちんと仕事として確立すれば、何人雇えるかな。3人だけど雇用が生まれるな。」とか。
自分に課した課題です。継続して行うことが何より重要だと言い聞かせて。来年のために種をまいている真っ最中です。めげずに頑張っていきましょう。その中の1つ、読書を日課にしました。この年になって、改めて勉強とその実践が楽しくて仕方ありません。頭脳活性化のためサプリメント{DHA・EPA」も欠かさず飲んでます(笑)。
【コロナ後2021年へ向けて、行っている日課、一つ目:読書】
- 毎日本を読む
私の読書法は乱読です。5冊くらいを同時に読み進めます。記憶力が悪いので、同じ本を一気に読み進めてしまうと、記憶に残らないのです。5つジャンルが全く違う本を読めば、5つの格納庫が頭の中で出来上がり、そこに収めることができます。この格納庫のキャパが狭いので、情報を詰め込みすぎると、すぐ忘却の彼方へ。ノートにも書き込みます。ワードなどで抜粋の文章をまとめたりもします。これで、何とか記憶にとどめようと、必死に書き留めてます。
ちなみに今読んでいる本をご紹介します。詳しくはまた別の機会に書かせていただきます。これは読み終われば、また次から次へと入れ替わります。積ん読なので、この後にはあとまだ50冊くらい控えてます。楽しみです。
・「小説渋沢栄一」津本陽
・「成功はゴミ箱の中に」レイ・クロック
・「スタンフォード式人生デザイン講座」ビル・バーネット&デイヴ・エヴァンス
・「Brandingブランディング」中村正道
・「実践的CXMカスタマー・エクスペリエンス・マネジメント」今西良光・須藤勇人
・「porteポルト」沖縄ローカル情報雑誌
では、またよろしくお願いします。何とか頑張っていきましょう。